学校法人のキャリア教育に関するアンケート調査

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調査要綱

株式会社矢野経済研究所と学校法人河合塾キャリア教育事業部は、私立学校法人の学校長やキャリア教育担当者を対象に「キャリア教育」に関する取り組み状況などを次の要綱にてアンケート調査を実施した

  1. 調査対象:日本全国の私立学校法人 学校長およびキャリア教育担当者192校
  2. 調査期間:2011年7月6日~29日
  3. 調査方法:郵送アンケート調査

調査結果サマリー

1.キャリア教育実施状況

キャリア教育は多くの学校で「実施している」(81.8%)ことが明らかとなった。時間の増減は「変わらない」(44.0%)が最も多く、その次に 「増えている」(34.0%)が続く。増えた理由は、プログラムの多様化や積極的な教員の存在などが挙がった。
今後実施したい内容は「外部講師」(58.3%)が最も多い結果に。生徒への新しい刺激や外部講師の説得力に期待し、外部機関に委託したい考えを持っていることがわかる。

2.キャリア教育の目的・内容・評価

実施目的は「職業意識を持たせる」(22.2%)が最も多かった。次いで「学習意欲向上」(20.0%)が2番目に多く“学力の向上”もキャリア教育の相乗効果として期待していることが窺える。
効果が高かった内容は「外部講師」(19.8%)と「就業体験」(19.8%)が並んだ。外部講師は長期間の実施年数であるほど効果が高く、就業体験については、生徒の新しい側面の発見など副次効果もあるとして高い評価を得ている。
生徒の反応・変化は「物事への興味・関心が高まった」(23.3%)、「学習意欲の向上」(18.1%)が上位結果となった。自主性や意欲などを育む場と捉えている一方で、学力向上も意識していることがわかる。

3.キャリア教育の今後の取り組み・課題

今後の取り組みは「現在の取り組みを継続・強化していく」(42.7%)が最も多く、次いで「現状のままでいく」(25.5%)となった。一方で「新たな取り組みを増やしていく」(13.5%)も多く、現状に満足せず新たな取り組みにチャレンジする姿勢がみられる。
キャリア教育の課題に関しては「時間の確保」(25.1%)、「教員の労働者負担」(17.4%)が上位となった。キャリア教育を実施していない学校の理由の第一として「時間がない」が挙がっており、時間の確保がいかに大変かこの結果に表れている。
学校経営の課題は、「生徒募集」(26.5%)が最も多く、生徒獲得に苦心していることが窺える。2番目には「教科・科目学力指導」が挙がり、学力向上を課題として捉えている。キャリア教育による学力向上を“可視化”することが課題解決の一つの手段と言えそうだ。

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